営業モチベーションを保つための13の方法
社長や営業マンが営業をするときに、目標があるがヤル気が持続しない方に具体的なアドバイスをしたいと思います。
これは営業マン時代の初期の頃、私が実際にやっていたことです。
モチベーションを保つコツを書いているので、すぐできそうなこと、考え方として採用できるところから、ぜひやってみてください。
1.目の前の人参・ご褒美をぶら下げる
「これをしたならば、大好きな〇〇店のステーキを食べる」
「○○へ旅行に行く」
というように、やるべき行動を決め、達成したら自分にご褒美を与える方法です。短期的には効果があります。
2.「今日はこれだけやる」という仕事量を決める
仕事量の最低ラインを決めておき、その分だけはやり続けるという方法です。
欲張りすぎないのがコツです。
頑張るとき、気が向いた時に10人のお客様に訪問、面会するよりも、毎日3人のお客様に必ず訪問、面会する方が大事です。
3.お客様からの感謝状を読む
お客様から感謝の言葉やお便りをいただくことがあるでしょう。これらを日頃から集めておき、モチベーションが下がった時に読み返すと、「自分の仕事は必要とされているのだ。感謝してくださるお客様がいらっしゃるのだ」とやる気が出てきます。
きちんとしたバインダーやホルダーを買って表紙に「お客様のありがとうの声集」などのタイトルをつけて保存できるようにしておきましょう。
4.同期や社内に仕事上のライバルを持つ
ライバルがいることが、よい刺激になり、モチベーションアップにつながることがあります。そのライバルを上回る実績を出すために、訪問回数が増えたり、仕事への集中力が高まるなど、行動に変化が起こることでしょう。
5.仕事に長所強化や弱点克服などの目標を織り込む
自己分析をして、長所や弱点を見つけたならば、仕事の中でそれらを強化したり、克服するための目標を入れてみる方法です。
得意なところは、どんどん進めていけるところですし、苦手なところは、「苦手なのでうまくいかなくても当たり前」という気持ちでチャレンジしていくことができるでしょう。
6.プラスのスイッチを入れるツールやキッカケを作る
レスラーや格闘家がリングに上がる時にかかるテーマ曲があるように、自分の気持ちを高ぶらせる曲をかけて普段の自分を営業マンモードにチェンジするのもよい方法です。
私が営業マンになって間もない頃、YMCA(ヤングマン)やスタートレックやロッキーのテーマを聞いたり、営業専用のメガネを用意してウルトラマンが変身するように「営業マン」というウルトラマンに変身して、モチベーションを高めていました。
私の例は、ちょっと古いかもしれませんが、あなたに合ったテーマソング、営業マン変身ツールを開発してください。そこまでしなくても、気分が乗っていない時は赤いネクタイをするなど、自分を鼓舞するものを用いることで、プラスのスイッチを入れるきっかけを作ることができます。いろいろ試してみると、この後述べる「8.仕事をゲーム化する」につながる楽しみになるかもしれません。
5分経ったら始める(5分ルール)習慣など、ルーティン化をすることもおすすめです。
7.営業の記録を取って進捗状況を確認する
営業でまわった件数などの記録をとり、進捗状況を目で確認できるようにしておくと、「やった、やっていない」ということが一目瞭然です。なにをすべきか、が明確になると行動しやすくなります。
8.仕事をゲーム化する
営業マン時代、私が実際にやっていた方法です。
担当地域の地図を広げ、指さした家の、車の車種、車検到来日がいつか、を当てる事をしていた。自分のお客様名を言ってもらい車種、年式、住所、車検到来日を当てるというようなことをして遊んでいたのです。
また、ゲームのオセロのように、担当地域の地図を拡大コピーして契約が取れたところから塗りつぶしていました。
自分なりのグラフや表を作って仕事の進み具合をゲーム化するのもよい方法です。
仕事そのものが楽しみになると、モチベーション云々と言わなくても、どんどん仕事が進むようになります。まずは、今の仕事を好きになることから始めてみてはいかがでしょうか。あなたなりの工夫をしてみてください。
9.仕事の中で、何でもよいのでNo.1になれるものを目標にする
小さなことでよいので、仕事のなかで№1になれるものを目標にする方法です。営業成績№1などの大きな目標ではなく、社内で一番早く出勤する、誰よりもきれいにコピーをとる、などの小さなことでよいのです。自信が、モチベーションアップにつながります。
10.積極的な人とつきあう
積極的な人は元気をくれますが、消極的な人は、あなたのエネルギーを奪いがちです。モチベーションを保つというところで考えるならば、積極的な人とつきあい、消極的な人とはあまり付き合わないというのもひとつの方法です。
11.量は少なくても毎日やる
やる時はやって、やらない時はやらないというように、ムラが出ないように仕事をすることが大切です。
なかなか継続してできないという後輩にアドバイスしてきたやり方をご紹介します。
仕事にムラが出ていた後輩に、毎日、ノートに3本のラインを引いて、そこに3件の訪問先を書いてもらいました。私に提出してから帰宅してもらうようにしました。私は、そのノートを「アディダスノート」(3本ラインなので)と呼んでいました。
12.コンサルタントや上司に管理してもらう
一番の効用は自分から頼んでいるので、いろいろ言われても腹を立てる訳にはいかないという事です。
営業マン時代、自分の方から頼んで、上司に「このお客さんはどうなっている?」、お客さんの名前だけ言ってもらい、そのお客さんの内容が答えれらるのかの(車種、家族構成、仕事、趣味など)テスト的なことをやっていました。
仕事の進捗などの管理を上司にしてもらうことで、余計なことを考えずに仕事に集中することができる、という人もいます。ご自身にできること、できないことや、強味・弱みを考えた場合、苦手なことは他の人にまかせるというのもうまくいく方法です。自力でうまくいかないならば、他の人の力を上手に活用する方法も考えてみましょう。
13.身近にいる人を誉める
人は誰でも褒められたらうれしいものです。相手を誉めるには相手の良いところを見つけなければいけません。良いところを見つけるという作業自体がすでにポジティブな考えが頭の中を支配している事になるわけです。
褒めた相手がこちらを褒めてくれる可能性もあるので自分も誉められる事によってヤル気がでてくるということです。
かなりテクニック的なことになりますが、相手にも自分にも良い事ですし1円のお金もかからないのでやってみたらいかがでしょうか。そこまでしてという方もいるかもしれませんが、凡人(私)がモチベーションを維持するにはありとあらゆる事をやってみる必要があるという事です。
【Point】
すぐにできることから試して、自分のスタイルをつくる。
社長や営業マンが、営業のモチベーションを保つための具体的な方法について述べてきました。これらのことを参考に、あなた自身のモチベーションを高めるスタイルを、ぜひ作り上げてください。
お一人でモチベーションを維持するのは難しいという場合には、社長営業を支援する営業コンサルティングをご検討ください。
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