伝説の営業マン
営業コンサルタント 青木裕之
1983年、神奈川大学経済学部卒。同年、トヨタ系ディーラーに入社。
顧客ゼロからスタートし、営業目標の2.5倍を常に達成。通算3,002台の自動車を販売しトヨタ殿堂入り相当の自動車を販売する。
2012年に独立し、営業コンサルティング「青木営業道場」を創業、現在に至る。
仕事柄、数多くの経営者のお客様に対して、営業の相談に対応し、そのお客様から売り上げが上がったという喜びの声を多数聞いいてきた経験がある。営業のアドバイスでもっと世の中に貢献をしたいと思い、独立を決意した。
私が学んだ営業
伝説と言われても困りますが、私が行ってきたことは、誰でもできるごく簡単なことだと思っています。それは
研究をすることと経験をすること
私は、営業という仕事が得意だとか好きだということで、トヨタ系ディーラーに入社したわけではなかったのですが、面接試験で人事課の方との出会いがきっかけで入社しました。
内気な自分に営業ができるのだろうかという不安はありましたが、「これが天職なのだ」と自分に言い聞かせて、本を読み、先輩や後輩の行動を見るなどして、自分なりに営業の研究を徹底的にしました。その中で、「営業は確率戦だ」と悟った私は、他の人よりも数倍の営業目標を立て、とにかく人と会うことに徹しました。
新入社員であった私は顧客がゼロでしたので、100%のエネルギーを新規開拓に投入しました。とにもかくにも、任された地域では「青木裕之を知らない人がいない!」という状態にしようと思い、飛び込み営業を開始しました。
最初のときは、天にも祈る気持ちです。心臓はバグバクですし、ピンポンの指もなかなか動いてくれません。飛び込み営業に慣れてきても、そのような気持ちになることは多々あります。ですので、飛び込み営業ができない人の気持ちがよくわかります。
営業は確率戦だと述べましたが、数多くの成功の中に、それよりも多くの失敗がありました。この成功や失敗を振り返りながら、何が良くて何が悪いかを徹底的に研究しました。そうするうちに、お客様の考えていることが、おおよそ分かるようになり、また営業スタイルを工夫していくうちに、お客様がお客様を連れてきてくださるようにもなりました。
お客様のおかげで、たくさんの賞も頂き、なぜか新聞にも載ってしまいました。お客様には、感謝の思いでいっぱいです。お客様から与えて頂いた私の営業ノウハウを、多くの人のために生かすことができないかと考えました。
このような方をコンサルティングしたい
私は、すぐに結果が出る素質を持っている人をコンサルティングしたいです。その素質とは、社交性や感化力ではありません。こういった企業や人です。
- まったく営業をしたことがない
- 顧客名簿の名前がたくさんある
こういった企業や人は、私のコンサルティングで結果が早く出やすいです。さらに、次のような意気込みがあれば理想です。
- 成長志向のある会社
- やる気はあるが営業成績が上がらない人
- 自分を変えたいと思っている人
なぜ営業コンサルタントになったのか?
過去、私の勤めていた会社で、自分の良さに気付かず、営業不振で辞めていく営業マンがいました。もし、私が彼の持っている良さをアドバイスできていれば、その彼は営業成績を伸ばすことができたと思うのですが、伝えられなくて残念で、今でもときどきそのことを思い出します。
あのお客様は買う気が100%だったのに・・・
あるとき会社の同僚が、自動車展示場の訪れたお客様に対して、単に車の説明をしただけで帰してしまって「あのお客様は買う気があったのに・・・」と思ったことがありました。その同僚は、お客様の気持ちが分からなかったのでしょう。お客様が買う気が満々だったことに気づいた私であれば、おそらくはご契約をいただけていたと思います。
また別の人で、クレームの対応が悪くてお客様を激怒させてしまっている人を見て「ああすれば、リピート客に変身したのに・・・」と横目で見るということもありました。そういった場面でも、冷静に考えて対応ができたら、優良顧客になってもらえることがよくあります。
営業の本質
そういった人たちは、なぜお客様にソッポを向かれてしまうのかを考えていたとき、お客様にソッポを向かれてしまう人には、ある特定の共通点を持っていることに気づきました。それは、
営業の本質を理解していないので、営業に喜びを感じていない
ということです。私が今まで蓄積してきたノウハウによって、皆様が営業の本質を理解して実践し、少しでも多くの人の幸せにつながればという思いが年々強くなり、定年まで我慢できず、ついに営業コンサルタントとして独立することを決意しました。
お客様に販売して購入して頂けたり、断られたりというアクションには、必ず理由があります。その理由は十人十色ですが、それを察知することができれば次の営業に生きてきます。お客様のアクション理由を察知する能力は、一般的には経験で身につくため、時間がかかって苦労をすると思います。
ところが、この能力を早く身につける方法があります。それは、
お客様の気持ちを察知できる人から直接アドバイスしてもらうこと
私が苦労をして手に入れたこの能力を、皆様にお教えすることが何よりも幸せであると感じております。皆様と直接出会えることを心よりお待ちしております。
インタビュー
なぜ営業目標の2.5倍を常に達成できたのでしょうか?
営業目標を達成するためには、お客様の心をつかむということが必要ですし、そのためのいろいろなテクニックもあります。ただ、営業を行う上でまず大切なことは、
明確な目標を持つ
私は、会社の中でNo1を目指すという明確な目標がありました。その目標を掲げた理由は、営業という世界で自分がどこまでできるか試したかったのですが、それを絶対に達成しようと思いました。
そして、いろいろと工夫をして営業成績が伸びてきたときに、次にたいせつな発想は
営業は仕組化する
ということです。顧客が増え続けると、今までのやり方ではお客様のフォローを仕切れません。営業を仕組化すると、とても営業がやりやすくなりますので、その辺りの経験も、皆様のお役に立てるかと思います。
実際に営業コンサルティングはどのようなことをするのですか?
もしかしたら、営業コンサルタントの中には、営業マンを叱りつけて動かされるようなものもあるかもしれませんが、そういったことをやっても続かないですよね。
青木営業道場では、皆様の自立を目標にしておりますので、私の営業スタイルを一方的に押しつけるのではなく、悩みをしっかり聞いて解決策をいっしょに考えて、それに優先順位を付けていっしょに行動していくという、お客様にピッタリのフォローができる営業コンサルティングのオーダーメイドを行っています。
私たちが青木営業道場と関わるとどうなりますか?
青木営業道場では、お客様の自立を目指しています。廻りにアドバイザーがいない場合には、やる気があっても、どうやって営業をしていいのか分からないので、そういった方のお力になれたらと思います。
社長であれば、会社の業績がアップし、社員のモチベーションが上がるようにしたいと思います。営業マンであれば、今の職場で営業成績が上がるということは大前提で、たとえ環境が変わっても対応できる能力を身につけられるように指導したいと思っています。
営業Q&A
せっかく、最後までお読み頂いたので、お礼に少しだけ営業の悩みにお答えしたいと思います。
- まず営業でお客様に対して気を付けることは?
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お客様の顔や雰囲気などを見て、精神状態、健康状態などを察知します。つまり、
相手のコンディションを見ること
お客様のコンディションによって、話をして良い状態なのかを見極めます。お客様の状態が悪いときは、こちらが話をしても、お客様は聞いてくれることはないでしょう。
- 飛び込み営業はするべきですか?
-
既存のお客様がたくさんいれば、あえて飛び込み営業をしなくても、既存のお客様のフォローをしっかりすれば良いと思います。飛び込み営業は、度胸と相手の表情を見ること、そして一瞬で相手の心に取り入れられるかどうかということが鍛えられます。小さな会社であれば、最低限度、社長様だけでもご経験なさってください。
飛び込み営業は、「熱心」と見られるか「しつこい」と見られるか、紙一重です。嫌われることもありますが、それはそれで勉強になるものです。また、お客様が「買おう」と思ったときに、方や全く来ない営業マン、方やよく来る営業マンがいたとすれば、「全く来ない人から買おう」と思う人はまずいません。
営業力とは販売契約を結ぶ力かどうかということだと思いますが、それはいろいろな能力のトータル点数で決まると思います。
- 営業力とは?
-
よく、営業力を高めたいというご相談をいただきます。営業力の根源は、
- 営業に関する基本的な知識
- 人の感情を察知する能力
- 情報収集力
- 気配りの能力
- 決定権者の把握する能力
- 人の心をつかむ能力
- 礼儀正しさや誠実さ
こういったもののトータルだと思います。このような能力を磨くためには、失敗をくり返しながら学ぶ方法と、失敗から学んだ人に教えてもらう方法がございます。
もし、営業コンサルティングをご利用いただき、社長様の訪問営業にご同行させて頂けましたら、営業先のお客様が考えていることや皆様の癖など、私の気付いたことをすべてアドバイス致します。