内気で飛び込み営業ができない人へのアドバイス
自分で営業職を選んだのか、それとも営業職にまわされてしまったのかによって、アドバイスは異なると思いますが、基本的には内気な人が飛び込み営業できるようになるためには、一つの方法しかありません。
その一つの方法とは?
成果が出ようが出まいが、自分で決めた方法で、お客様に会い続けることができるかどうか?
「こんにちは。何かお役に立てることがありましたらお願いします。」という「ハロー・アゲイン訪問」をひたずら続ける。
初めて会う人に、「こんにちは」ぐらいは言えないと何もできない。営業では、結局はお客様と話ができないと売れない。
飛び込み営業をして、長く滞在する必要はないが、単に会うだけではなく、何か相手に情報を与えられるものがあればなおよい。
営業は必ず断られます
飛び込み営業を繰り返しても必ず断られると思うのですが、訪問先の人に「結構です」と言われたときに、自分を否定されたのではないということを知り、ショックを受けないことが大切です。自分に置き換えてみれば分かると思いますが、どこかのセールスマンが初めて来たときにどのように対応しますか? ほとんどの人は断ると思います。
断られてショックを受けたときに、励ましてくれる上司がいたらいいが、飛び込み営業の苦労を知っていない上司であれば、その営業マンをつぶしてしまうことが多い。そういったときに、断られることの辛さを知っている私のような人にフォローをしてもらった方がいいです。
営業の達人だった人が上司になったときには、内気な人の気持ちが分からないので「何で契約を取ってこれないのだ!」と強く言って終わりの人もいます。
もし、あなたが内気な部下をいつも叱っている上司だったとしたら、その部下をできる営業マンに育てるためのアドバイスもいたします。
営業は選挙活動と同じ
さて、営業コンサルティングをしていると、「営業ノウハウを教えてください!」と言われることが多いのですが、営業ノウハウは営業をして反応があって始めて知ることができるものです。もちろん営業ノウハウを私が教えることもありますが、行動をしていない人は教えても理解できない。
営業をするには難しいノウハウが必要かと言えばそうではなく、営業の基礎とは、次に述べるようにとても簡単なこと。本で読んでもその内容は当たり前のこと過ぎるので分からないことが多い。
つまり、営業の基礎とは相手をねじ伏せることだとか、相手を騙すことだと思っている人もいるかもしれないが、まったくそうではなく、たくさんある中から選ばれる選挙のようなものなので、普段からの行動があなたにとっての選挙活動です。
ある意味、夫婦との会話も選挙活動です。相手にどうしてもらいたいのかがわかっていないと、相手の希望通りのものを出すことができません。
やはり、相手の要望を聞くことは、相手の言いなりになることではなくて、相手の望むことを知ること。その要望のものを差し出すことが営業です。相手の要望がわからないと、相手の望むものを出すことができないので、いくら飛び込み営業を繰り返しても売れるはずはありません。
「内気だと営業ができない」と考えているのかもしれない。私も実は内気です。でも、私はしっかりと営業ができたと思います。そのように内気だからと言って諦めないで、私のような人をメンターに持ってください。
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